2025年(第33回)鍼灸師国家試験 問題 158(解答・解説)

問題 1582025年東洋医学臨床論午後

次の症例について、問題157、158 の問いに答えよ。「28歳の男性。職場でハラスメントを受けている。腹痛と下痢がひどく、出勤途中に数回トイレに行く。血便はなく、休日は症状が出ない。舌質は淡紅、舌苔は少、脈は弦を認める。」 治療方針として最も適切なのはどれか。

  1. 肝と心の火を降ろす。
  2. 肝と脾の調和を図る。
  3. 肺と腎の陰液を補う。
  4. 心と腎の交わりを図る。

解答・解説

正解:2

東洋医学的病態:
* ストレス(抑鬱・怒り)により肝気が滞る(脈弦) → 「肝気鬱結」
* 肝気が脾(胃腸)を攻撃し(相乗)、腹痛・下痢を起こす → 「肝脾不和」
この病態に対する治療方針を選びます。

✕ 1. 肝と心の火を降ろす。
熱証(激しいイライラ、顔面紅潮など)が主ではないため不適切です。

○ 2. 肝と脾の調和を図る。
「肝脾不和(肝気乗脾)」の証であるため、肝気を巡らせ(疏肝)、脾胃を整える(健脾)、すなわち「調和肝脾」が最も適切な治療方針です。

✕ 3. 肺と腎の陰液を補う。
陰虚の症状はありません。

✕ 4. 心と腎の交わりを図る。
心腎不交(不眠、不安など)に対する治療です。


この解説は大規模言語モデル(LLM)を用いて作成されています。成書等と照らし合わせての学習を推奨します。

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