2025年(第33回)鍼灸師国家試験 問題 151(解答・解説)

問題 1512025年東洋医学臨床論午後

次の症例について、問題151、152 の問いに答えよ。「46歳の女性。夫の死をきっかけにうつ病を発症。悲観的思考となり、気力が極度に減退。食欲もなく、動悸・不眠・健忘を伴う。舌質は淡、脈は細弱を認める。」 病証として最も適切なのはどれか。

  1. 肝腎陰虚
  2. 肝気鬱結
  3. 心脾両虚
  4. 脾気下陥

解答・解説

正解:3

症候分析:
* 悲観的思考、気力減退、食欲不振 → 「脾気虚」(気を作り出せない)
* 動悸、不眠、健忘 → 「心血虚」(心が養われない)
* 舌淡、脈細弱 → 「気血両虚」
これらを合わせた病態は「心脾両虚」です。過度の「思(思い悩み)」が脾を傷り、気血を生めず、心を養えなくなった状態です。

✕ 1. 肝腎陰虚
陰虚症状(ほてり、寝汗、舌紅など)がありません。

✕ 2. 肝気鬱結
イライラ、胸脇苦満、脈弦などが特徴ですが、本症例は虚証(気力減退、脈細弱)が中心です。

○ 3. 心脾両虚
上記の通り、食欲不振(脾虚)と精神症状・血虚(心虚)が合併しており、最も適切です。

✕ 4. 脾気下陥
内臓下垂や慢性下痢などの症状が主となります。


この解説は大規模言語モデル(LLM)を用いて作成されています。成書等と照らし合わせての学習を推奨します。

◀ 2025年の一覧に戻る