2024年(第32回)鍼灸師国家試験 問題 157(解答・解説)

問題 1572024年総合問題午後

次の文で示す症例について、問題157、問題158 の問いに答えよ。「52歳の男性。3週間前に風邪を引き、現在も咳と軽度な息切れが残っている。近医で喘息と言われ気管支拡張剤を処方された。」気管支拡張剤が作用する受容体はどれか。

  1. ニコチン受容体
  2. ムスカリン受容体
  3. α受容体
  4. β受容体

解答・解説

正解:2

気管支平滑筋を弛緩(拡張)させる自律神経受容体は、「交感神経β2受容体」です。 ✕ 1. ニコチン受容体
○ 2. ムスカリン受容体
副交感神経(ムスカリン受容体)刺激は気管支を「収縮」させます。治療薬としては「抗コリン薬(ムスカリン受容体遮断薬)」が使われますが、設問が「気管支拡張剤が作用(刺激)する受容体」を問うている場合、β刺激薬を指すのが一般的です。(※ただし、抗コリン薬も広義の気管支拡張薬に含まれるため、選択肢にβ受容体がなくムスカリン受容体があれば抗コリン薬としての作用点を問うている可能性がありますが、ここではβ受容体があります)。

✕ 3. α受容体
○ 4. β受容体
気管支平滑筋にある「β2受容体」を刺激することで、気管支が拡張します。

抗コリン薬は受容体を「遮断」するので、「作用する」という表現だと「刺激するβ受容体」の方がより直接的です。
⇒ しかし、「作用する」を「ターゲットとする」と捉えれば、抗コリン薬(ムスカリン受容体)とβ刺激薬(β受容体)の両方が正解となり得ます。ここでは「2と4」が正解指定されています。


この解説は大規模言語モデル(LLM)を用いて作成されています。成書等と照らし合わせての学習を推奨します。

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