2023年(第31回)鍼灸師国家試験 問題 149(解答・解説)

問題 1492023年東洋医学臨床論午後

次の文で示す病証を八脈交会穴を用いて治療する場合、取穴部位として正しいのはどれか。「帯下があり、腹部の皮膚のかゆみ、下腿前側のひきつりがみられる。」

  1. 足背、第4・第5中足骨底接合部の遠位
  2. 足外側、外果尖の直下
  3. 足内側、内果尖の下方1寸
  4. 足内側、第1中足骨底内側の遠位陥凹部

解答・解説

正解:3

症状:「帯下(女性器症状)」、「腹部の皮膚のかゆみ(腹部気街の症状)」、「下腿前側のひきつり(流注上の症状)」。
これらは「任脈」の病証(特に任脈は「陰脈の海」として婦人科疾患に関わり、腹部正中を通る)や、組み合わせとして用いられる「陰蹻脈・任脈」のペア(肺・陰は主客の関係)に関連します。特に「腹部の皮膚のかゆみ」は任脈の病(難経二十九難:その病、内結・七疝に苦しむ。女子は帯下・瘕聚となる)を示唆し、八脈交会穴では「列欠(任脈)」と「照海(陰蹻脈)」の組み合わせを用います。
また、選択肢から該当する穴を探すと:
1. 足臨泣(帯脈)
2. 申脈(陽蹻脈)
3. 照海(陰蹻脈)
4. 公孫(衝脈)
任脈の主治穴は「列欠(手)」ですが、対となる陰蹻脈の主治穴は「照海(足)」です。
「照海」の取穴部位は「内果尖の下方1寸」です。

✕ 1. 足背、第4・第5中足骨底接合部の遠位
足臨泣(帯脈)の部位です。

✕ 2. 足外側、外果尖の直下
申脈(陽蹻脈)の部位です。

○ 3. 足内側、内果尖の下方1寸
照海(陰蹻脈)の部位であり、任脈(列欠)とペアで用いられます。婦人科疾患(帯下)や下腹部症状に適応があります。

✕ 4. 足内側、第1中足骨底内側の遠位陥凹部
公孫(衝脈)の部位です。


この解説は大規模言語モデル(LLM)を用いて作成されています。成書等と照らし合わせての学習を推奨します。

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