2023年(第31回)鍼灸師国家試験 問題 106(解答・解説)

問題 1062023年東洋医学概論午後

次の文で示す病証の病理で正しいのはどれか。「48歳の男性。3か月前に新型コロナウイルス感染症で30日間入院した。退院後も乾いた咳嗽が続き、粘稠性で黄色の痰が少量出る。また手足がほてり、頰が紅い。」

  1. 肺気の不足
  2. 風寒の侵襲
  3. 陰液の損傷
  4. 痰湿の停留

解答・解説

正解:3

症状:「乾いた咳嗽」「粘稠で少量の黄痰」=燥熱・痰熱。「手足のほてり」「頰が紅い(顴紅)」=陰虚(虚熱)。
長い闘病(熱病)の後に、余熱が残りつつ、肺の陰液が消耗してしまった状態と考えられます。

✕ 1. 肺気の不足
気虚なら、自汗、息切れ、淡白舌などがみられます。

✕ 2. 風寒の侵襲
悪寒、透明な鼻水、浮緊脈などがみられます。

○ 3. 陰液の損傷
熱病の回復期に見られる「肺陰虚」の病態です。陰液不足により肺を潤せず(乾咳)、虚熱が生じています。

✕ 4. 痰湿の停留
痰湿なら、痰の量は多く、白色で切れやすいことが多いです(湿性)。本症例は「乾いた咳・少量粘稠痰」なので燥・熱の性質が強いです。


この解説は大規模言語モデル(LLM)を用いて作成されています。成書等と照らし合わせての学習を推奨します。

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