2021年(第29回)鍼灸師国家試験 問題 158(解答・解説)

問題 1582021年あん摩マッサージ指圧理論午後

次の文で示す症例について、問題157、問題158 の問いに答えよ。「54歳の男性。数日前から左耳に痛みがあり、しばらくしてから外耳道に水疱が出現した。同側の表情筋の麻痺と聴力の低下を伴っている。」罹患筋を広範囲に刺激するのに最も適切な治療穴はどれか。

  1. 糸竹空
  2. 巨髎
  3. 顴髎
  4. 翳風

解答・解説

正解:4

顔面神経麻痺(表情筋麻痺)の治療穴に関する問題です。

顔面神経は、頭蓋内から内耳道、顔面神経管を通り、「茎乳突孔」から頭蓋外へ出て、耳下腺内で枝分かれし、顔面全体(表情筋)に分布します。
したがって、顔面神経の主幹が出てくる「茎乳突孔」付近を刺激すれば、その先の広範囲の支配筋(表情筋全体)に影響を与えることができます。

✕ 1. 糸竹空(しちくくう)
眉毛外端。眼輪筋の一部のみ。

✕ 2. 巨髎(こりょう)
瞳孔線上、鼻翼の高さ。上唇挙筋など。

✕ 3. 顴髎(けんりょう)
外眼角直下、頬骨下縁。大頬骨筋など。

○ 4. 翳風(えいふう)
耳垂の後方、乳様突起と下顎枝の間(陥凹部)。深部に「茎乳突孔」があり、顔面神経主幹への刺鍼点として最も効果的かつ広範囲に刺激を伝えることができます。


この解説は大規模言語モデル(LLM)を用いて作成されています。成書等と照らし合わせての学習を推奨します。

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