2021年(第29回)鍼灸師国家試験 問題 127(解答・解説)

問題 1272021年東洋医学臨床論午後

鍼施術で気胸を起こすリスクが最も高い経穴はどれか。

  1. 天宗
  2. 身柱
  3. 附分
  4. 三焦兪

解答・解説

正解:3

肩甲骨上部や背部(特に内側)は、肺尖部や肺野に近いため注意が必要です。

✕ 1. 天宗
肩甲骨棘下窩の中央。深部に肩甲骨があるため、直刺しても骨に当たり、肺には到達しません(安全)。

✕ 2. 身柱
第3胸椎棘突起下(正中)。棘突起上や椎弓間であり、脊髄への深度はありますが、肺への刺入リスクは外方のツボよりは低いです(ただし深刺は禁物)。

○ 3. 附分(ふぶん)
第2胸椎棘突起下、外方3寸(膀胱経の第2行線)。肩甲骨の内側縁付近、あるいは肋骨角付近に位置します。ここは筋肉が比較的薄く、肋間隙を介して肺に到達しやすいため、気胸の好発部位として知られています(特に第2~5胸椎レベルの外方3寸ラインは危険)。

✕ 4. 三焦兪
第1腰椎棘突起下、外方1.5寸。肺の下端(第10~12胸椎レベル)より下方にあり、腎臓などへの注意は必要ですが、気胸のリスクは上背部より低いです。


この解説は大規模言語モデル(LLM)を用いて作成されています。成書等と照らし合わせての学習を推奨します。

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